2012年6月28日木曜日

茶粥マイスター





 里山自然農法協会 認定資格



 茶粥マイスター





 大和の茶粥をこよなく愛し

 大和茶の茶粥の創り方の研究邁進し

 大和茶の文化を学び、茶粥の文化を

 日常に取り入れ広めようとする

 筋金入りのマイスターです。







 修了証明書をいただくには

 カマドで茶粥を実際に炊き、

 20名以上の方々に披露できる技量が求められます。







 理想は着物を自分で着られて

 着物を着て茶粥を炊ければ

 確実に認定いたします。





 日本の伝統文化の保存は

 SATOYAMAイニシアチブの履行にもつながるのです。



 協会はそう考えて

 この茶粥マイスターの認定をいたします。













 

2012年6月27日水曜日

日本人と自然共生

 今日は里山自然農法協会、なごみの会主催



 蝉羽月の絵画あそび ~茶粥でゆるりとすごす~が行われました。



 奈良県立民俗博物館内 重要文化財 旧臼井家にて・・・







 古民家のカマドで炊く茶粥はガスで炊く茶粥とは同じとは思えないほど



 違いがありました・・・











 立ちのぼる湯気と煙に包まれ



 身体の中の感覚が時代を遡る。



 ぐらぐら沸くお湯



 くゆる煙



 パチパチともるカマドの中の炎



 自然エネルギーの力強さと確かさに五感が反応・・・



 沸き立つお湯の流れが身体の中に流れる血と呼応する感覚。



 少しだけ遠い時代の営みになぜか懐かしさがこみ上げる。



 

 



 大和の茶粥を堪能







 家の中を初夏の香りを抱いた風が渡る。









 古民家の造りにある知恵



 カマドの上にある煙がえしの柱







 部屋に煙を入れないための工夫だとか・・・



 無駄なく効率的で循環の生活



 本当に考えを改め、引き締まる心地でした。





 



 27名のお客様がお越し下さいました。



 この後、公園内で水彩画を楽しむ方々もおられたり



 博物館見学や古民家めぐりをされる方もおられ



 楽しんでいただけたようです。















 現代社会の便利な生活は本当に便利なのか?



 よくよく考える必要があるのではないでしょうか?



 自然循環生活は面倒な事もありますが



 持続可能で無駄のない知恵がある。





 そう



 感じていただきたいと思いました。





 





 



 








2012年6月22日金曜日

雨にも負けず 風邪にも負けず!!



 土砂降りの雨



 今日は中止かなぁ・・・



 と、



 油断気味に空を見上げた早朝。





 が、



 近畿大学附属小学校の先生たちは気合いたっぷり



 「田植えやります!!」と7:30過ぎに連絡が!!





 ほな、雨用の準備や~~





 ゆるやかな坂は滑るので急きょワラを敷いて滑り止め。







 田植え体験やる気マンマンの子どもたちを迎える準備に追われる協会のスタッフたちでした。



 



 雨足が強いので午前中で切り上げるスケジュールに変更。



 黒小大豆植え付けと田植えを行う。











 子どもたちの歓声が里山に響く。



 泥まみれになりながら



 井戸水や雨水で手足を洗う経験もここだから出来るのです・・・



 大きなテントの下で子どもたちが想い想いの声を先生や私たちスタッフに伝えてくれる。







 雨の中、来てくれてありがとう!



 風邪ひかないようにね。



 秋には稲刈りと大豆の収穫です。










2012年6月21日木曜日

予行演習



 明日はいよいよ近畿大学附属小学校2年生たちが田植えに来ます。



 天気はどうなんだろう・・・



 明日は「晴れ男さん」は来てくれないからなぁ・・・





 ま、



 何にせよ念入りな準備は必須です。



 明日のスケジュールで午後からは生きもの観察会です。



 外来種撤去の意図でアメリカザリガニを釣りますが



 なにせ120名の子どもたち!!



 十分に楽しみ、学んでいただきたいので



 40数本の手作り釣り竿を用意しました。





 今日の昼から なごみの会の最年少、近畿大学農学部3回生の村岡君が助っ人で参上



 釣り竿を作り、作ってるうちに



 「釣りたい~~~」



 と



 叫び出したので



 「よっしゃぁ~!ほな釣りに行こか~~~」



 と・・・











 

 スルメをエサに。



 おぉぉっ  来た来た!!











 8匹ほど釣り、ご満悦でした。



 



 明日は晴れるかな。



 2年生の子どもたちも楽しんでくれたらいいね。



 そして



 何で外来種が存在するのか、



 何で撤去しなきゃいけないのか



 小さいなりにも里山の循環の合理性を学んでほしいです。









 

2012年6月20日水曜日

6月17日 早乙女御田植



 晴れ男は本当に存在するのですね(笑)



 早朝までザザ降りだった雨。



 早乙女御田植まつりは中止かと思いきや!







 ご覧の通り 晴れました



 先日、浪速区子ども連合協議会の子どもたちが田植え体験に来てくれましたが



 その会長が実は晴れ男で有名(?)で・・・



 「私が行くまではたいがい雨でも作業始めるとパァ~~っと晴れまっせ~~」



 と



 前日に電話で話してました。











 すごいです。



 本当でした。







 陽射しを浴びながら早乙女御田植開催です。







 



 三畝(100坪)ほどの面積を10人ですべて手植え。



 



 見つめていると本当に里山にピッタリな光景でした。



 奈良県立民俗博物館の児童公園のお向かいの田んぼですから



 公園から見ていた人たちが引き寄せられるようにやって来て



 カメラでこの光景をおさめていました。







 



 このお祭りが



 里山の恒例になる日も近いでしょうね。







 晴れ男の廣瀬会長!!



 ありがとうございました






今後の動き



 6月21日(木)

 9:30~14:30まで



 近畿大学附属小学校2年生4クラス

 120名が

 矢田山自然塾フィールドにて

 田植え体験と黒小大豆植え付け体験





 6月26日(火)

 10:00~15:00くらいまで



 里山自然農法協会なごみの会主催

 「蝉羽月の絵画あそび ~茶粥でゆるりと過ごす~

 奈良県立民俗博物館の古民家にて

 茶粥の歴史を探索しながら

 協会認定資格「茶粥マイスター」によるカマドで炊く茶粥を楽しむ。

 その後新緑の美しい民俗公園内でスケッチ。







 7月6日~8日(金~日)

 里山自然環境整備士中級検定

 今回は里山を実際にめぐり

 フィールドワークを行います。

 





 

 

2012年6月15日金曜日

棚田くらぶ



 里山自然農法協会には「なごみの会」という組織があります。



 里山保全を実際におこなったり



 自分たちで畑や田んぼを切り盛りもします。



 



 今日は なごみの会、棚田くらぶの田植えでした。







 自分が食べるお米は自分で育てたいというメンバーが集まり



 矢田山自然塾の田んぼを借りて



 除草、稲刈り、脱穀まで作業を分担する。



 そしてそれ相応のお米を持ちかえるというシステム。







 たわわに実るお米の姿が目に浮かぶ・・・



 実際に参加しているメンバーのひとりは



 「農家さんの大変さ、有り難さ、身にしみて感じます。



 今、私たちがお米を食べられることにあらためて感謝です。



 このような経験をさせていただき感謝しています。」



 と、コメントしておられました。



 

 矢田山自然塾にいる里山自然環境整備士中級メンバーが



 メンテナンスをお手伝いします。



 仲間でお米を育てる技術を身につける実習も兼ねていて



 本当に日々が学びです。





 来月はまたまた中級検定。



 スケジュールもかたまりつつあり



 楽しみです・・・





 

 

2012年6月13日水曜日

環境教育に熱意!!



 平成24年6月21日(木)9:30~



 近畿大学附属小学校2年生の児童約120名が



 もち米の田植え&黒小大豆の植え付け体験学習。





 趣旨



 無農薬無化学肥料によるもち米の田植えおよび



 無農薬無化学肥料の黒小大豆植え付け体験をすることで



 里山における循環システムを学び自然環境の保護、生物多様性への



 理解を深めるなど、環境教育を図る。





 目的



 ①環境保全型農法により生態系を保持する。



 ②生物多様性に配慮した環境保全への理解促進を図る。



 ③環境教育活動を推進し、継続した里山環境保全のための次世代育成に取り組む。





 何だか文章、お堅いですが



 来てくれる子どもたちには思いっきり楽しんでもらいながら



 しっかり学んでもらおう!!



 と、計画しています





 田んぼに泳ぐメダカの姿、たくさんのカエルを見つけ



 普段、目にすることのないたくさんの虫たちを見て絶叫してもらい



 素足でトロトロ田んぼに入ってまたまた絶叫タイムを楽しむ!!



 環境教育て言うとほんとにお堅いですが



 要するに自分たちも生きもので多様性の環の中にいるんだと



 幼い頃から感じてもらいたいのです。





 私たちはたくさんの生きものたちのおかげで生きることが出来てると実感できるよう



 お手伝いするのが里山自然農法協会スタッフの役割です。





  

2012年6月11日月曜日

早乙女御田植えまつり



 本日、早乙女たちによる御田植えが行われました。







 告知は こちら



 棚田、華やぐー







 この棚田は2月時点で耕作放棄地でした。



 この地を里山自然環境整備士中級メンバーたちが開拓し



 田んぼに戻しました。



 生きもの にぎわう田んぼビオト―ププロジェクトとして



 生きものとの共生を目指し近畿大学農学部の教授、学生たちと



 「生きもの調査隊」を組織し



 本格的に生態調査も始まっています。











 いのち育む乙女たちの願いがこめられた棚田。







 たくさんの生きものがにぎわう田んぼの様子を今後もお届けいたします。



 


2012年6月9日土曜日

第6回里山自然環境整備士中級検定



 第6回目の里山自然環境整備士中級検定が



 7月6~8日の2泊3日で行われます。





 今回は先月田植えした田んぼの除草作業、



 里地里山フィールドワーク、



 様々な紐の結び方、グループディスカッション、



 ちょっと上級の草刈り機の使い方、などなど・・・





 

 回を重ねて訓練も内容濃くして



 実技も向上できるようにしましょう~。





 

 

環境整備士たちのアイドル



 矢田山自然塾スタッフの環境整備士たちは現在、田んぼ作業に勤しんでます。



 先週から池水が解放される行事が始まり



 朝早くから水の見回りなどに大忙し。





 畦塗りし、田植えに備えたり



 畦、土手補修や代かき・・・



 里山自然環境整備士として着々と技術向上をしております。





 そんな私たちをの~んびり



 見つめてマイペースな存在が・・・







 動く水模様をじぃ~~・・・



 おいおい!













 そこにいると畦塗りが出来ん!!



 のいてくれ~~



 「Qoo!!」と呼ぶ。







 「・・・何よ・・・?」





 てな顔して こちらを見るQoo



 



 現在、生後5カ月



 体重5㌔ほど



 歯も生えかわり時期で何でもかんでも噛み噛み・・・





 畦塗りしたいからあっちに移動して~~



 て



 言っても聞いてくれませんでした・・・



 ま、



 可愛いから仕方ないね~~




畦、土手補修はこんな感じ



 あ、そうそう



 畦や土手補修て



 どんなんしてるん?



 て



 思いますか??



 こんな感じです









 長年、耕作放棄地だった田んぼは



 水が抜けやすい状態です。



 田んぼで水が抜けるのは致命的です。



 だから水が抜けないように補修します。









 里山は二次的自然



 人が手を加えることで保たれています。



 人の手が加わることで保たれ、つながる命もたくさんあります。







 これはシュレーゲルアオガエルの卵塊。



 6月半ばまで卵塊の状態でそろそろ幼生になる頃。



 いのちがたくさん育まれています。






2012年6月7日木曜日

キミたちは隣人



 ずっと前から思ってた。



 キミたちは身近な隣人。



     だけど



     何故か遠い存在になってた。



         いつからだろう



         身近な隣人なのに



            交わりが遠のいてしまい・・・



            忘れ去られようとしてる。









 キミも僕も



 同じ存在



   循環する作用の中



   同じいのちを持つ者。







      精一杯生きようとするコトは同じなのに



      キミたちは僕たちの前から姿を隠す。



            それは



            キミたちの責任ではないコトも僕はわかる。





               キミたちは



               貴重で大切な存在。





                    僕には



                    そうわかる・・・








2012年6月6日水曜日

Old World Swallowtail(黄揚羽)

 

 英語ではタイトルのように呼ばれる。

 旧世界のアゲハ・・・







 チョウ目

 アゲハ蝶科に分類







 ユーラシア大陸と北米大陸に広く分布し

 日本でもナミアゲハとともに全国でよく見られる。







 麦畑とのコントラストが美しい。