2012年5月15日火曜日
休耕地、耕作放棄地解消が進む
里山が開拓されていく。
みるみるうちに景色が美しくなってゆく。
矢田山にずっと住み、先祖代々からの土地を
守りつづけている高齢の地主さんが
「えらいスピードで美しくしてくれてるなぁ・・ありがとうなぁ・・
まさか一日ほどでこんなにきれいに畑にするとは思てなんだわ・・・」
と、とてもうれしそうに語ってくださいました。
先日、東大阪市花園中学1年生たちが里山体験に来て
この畑に和棉の種をまきました。
「虫こわ~い」とか「気持ち悪い~」とか
「素手で土触らなあかんの!?」とか最初は戸惑ってたけど
作業が進むにつれて段々やる気が出てきた子もいるし
最初から最後までかたくなに拒否する子もいたし・・・
サクサクと指示を出して効率的に作業を進めるリーダー的な子もいたりで
子どもたちの様子も多様性あふれる。
数日前まではこの畑は畑じゃなくて草だらけだったんやで、と伝えると
「嘘~~!!」と興味をもってくれて
「私も将来こんなんしてみたい!ここに住みたい!」という子もいた。
私たちはこの子たちの心の中に種をまき
いつか適切な時に柔らかな芽が出ることを願っています。
休耕地や耕作放棄地だらけの里山の景色ではなく
多様な生きものがにぎわう里山を遺したい。
先祖代々守り続けてきた地主のおじいちゃんの喜ぶ笑顔と
この子たちの歓喜の声を結びたい。
そう願い、里山自然環境整備士の私たちは
今日も里山を管理する里人 として一日を終える・・・
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